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デジめじぇ編集部

災害時のSNSは「早く広める」より「今も正しいか」を確かめる

災害時は、数時間前には正しかった避難所・道路・給水などの情報がすぐ古くなることがあります。スクリーンショットだけを再投稿せず、元投稿の日時と更新、自治体・交通・ライフラインなどの最新情報を確認し、確かめられない情報を善意で増幅しないようにします。

災害時は「早さ」と「正しさ」の両方が必要

災害が起きると、避難所、給水、道路、停電、救助、物資など多くの情報がSNSへ流れます。早い共有が役立つ場面がある一方、間違った情報が広がると、避難や救助の妨げになることもあります。

政府広報は、能登半島地震でも偽・誤情報が救命・救助活動の妨げになったと説明し、情報源や発信時期、他の情報との一致を確認するよう呼びかけています。

スクリーンショットではなく、元投稿の現在地を見る

災害情報は更新が速いため、画像として保存された投稿には弱点があります。元投稿がその後「解決しました」「場所が変更になりました」と追記されても、古いスクリーンショットには反映されません。

共有前に元投稿を開き、投稿時刻だけでなく、追記、返信、訂正、削除案内がないかを確認します。「3時間前」という相対表示だけでなく、日付まで見ます。日付をまたいで拡散した情報では特に重要です。

内容ごとに、確認する公式情報を変える

すべての情報を一つのSNSアカウントで確認する必要はありません。避難所なら自治体、気象・警報なら気象に関する公的機関、鉄道なら交通事業者、停電や断水なら電力・水道の事業者というように、情報の担当元へ戻ります。

政府広報の防災情報でも、SNS利用時には最新情報か、誰が発信しているか、他のアカウントではどう伝えられているかを確認するよう案内しています。複数の信頼できる情報源で照合します。

救助要請の転載では、個人情報と「解決済み」に注意する

救助を求める投稿には、住所、氏名、電話番号などが含まれることがあります。善意で何度もコピーすると、救助後も個人情報が残り続けたり、古い要請へ連絡が集中したりする可能性があります。

自分や現場にいる人が緊急の救助を必要としている場合は、SNS投稿だけに頼らず、状況に応じて110番・119番などの公的な緊急通報手段を使います。第三者の投稿を見た場合は、真偽や現在の状況を確認できないまま個人情報を広く再投稿しないようにします。

募金や支援金は、再投稿されたQRコードから送らない

災害の直後には募金情報も大量に流れます。画像に写った口座番号やQRコードだけでは、現在も正しい寄付先か、誰が管理しているかを確認しにくくなります。

自治体、赤十字、支援団体などの公式Webサイトを自分で開き、そこに掲載された方法を確認します。振込先が変更・終了している場合もあるため、過去投稿をそのまま使いません。

共有するなら「情報+時刻+出典」を一緒にする

確認できた情報を共有するときは、内容だけでなく「10月21日1時現在」「○○市公式サイトによる」といった時刻と出典を添えると、受け手が再確認しやすくなります。

その後に訂正や終了を知った場合は、元の投稿を削除・訂正する、訂正情報を追記するなど、古い情報だけが残らないようにします。災害時は「一度共有したら終わり」ではなく、情報の寿命が短いことを前提に扱います。

確かめられないときは、善意でも拡散を止める

「本当なら助かるかもしれない」と感じるほど、急いで共有したくなります。しかし、出典も日時も確認できない情報を増幅すると、必要な情報が埋もれることがあります。

確認できない場合は共有を保留し、代わりに自治体などの公式防災ページを案内する方法があります。情報を広げない判断も、災害時の情報整理に役立ちます。