記事
家族を名乗る電話は「声が本人か」より、普段の番号へ掛け直して確認する
AIで本人らしい音声や映像を作れる時代は、声質だけで本人確認しない方が安全です。急な送金、認証コード、秘密の依頼が来たら、その通話内で確認を完結させず、普段の電話番号や家族内で決めた別経路から確認します。
出典
「声が似ている」は本人確認として弱くなっている
従来のオレオレ詐欺でも「風邪で声が変わった」「電話番号が変わった」といった説明が使われてきました。さらに現在は、公開された音声や動画を材料に、本人らしい音声や映像を作ることもできます。
警察庁も、AIなどを利用すれば他人になりすまし、本人の音声や動画を作ることができると注意喚起しています。
急な送金や秘密の依頼が出たら、一度通話を切る
「今すぐ振り込んで」「誰にも言わないで」「認証コードを教えて」と急かされたら、その通話の中で本人確認を続けないことが重要です。いったん切り、連絡先に登録してある普段の番号へ自分から掛け直します。
家族内で、別経路の確認方法を決めておく
電話だけでなく、普段使っている家族グループのメッセージ、別の家族への確認など、二つ目の経路を決めておきます。
合言葉を使う場合も、一度決めた言葉を永遠に使うのではなく、SNSや会話から推測しにくいものにし、漏れた可能性があれば変えます。
表示された電話番号も、それだけでは信用しない
着信表示が家族名になっていても、連絡先が書き換わっていたり、別番号からかかってきたりする可能性があります。重要なのは「相手が名乗った番号」ではなく、自分が普段使っている連絡先から確認し直すことです。
高額送金は「一人で即決しない」ルールにする
家族からの依頼であっても、一定額以上の送金は別の家族にも確認する、認証コードは誰にも伝えない、といったルールを決めておくと、音声の真偽をその場で判定しなくても被害を防ぎやすくなります。